イ・サン あらすじ04話 「銃に刻まれた真実」

 サンの元の住まいであった王世孫殿の庭から大量の武器が発見された。

王様が現場に駆けつけると、掘り返された庭に銃・刀などが詰まった木箱がたくさん並んでいた。サンの父が武器庫を作っているという噂は去年の4月にもあったが、王様はそこまで愚かなことはしないだろうと聞き流していたのだ。今回は武器を目の前にして本当だったのかと怒り、サンの近辺の者の取り調べを命じた。

 タルホの家にいたソンヨンは宮中でサンが大変な事に巻き込まれていることを知り心を痛める。ソンヨンの知らせでテスもサンの危機を知る。

 大叔父は「セソン様 お認めになり お許しを請う事が一番です」と進言する。

夜、母は王世孫のところへ来て「上奏文は書きましたか」

セソン「無実の父を陥れることはできません、しかし書かなければ母上様を苦しめる事になる 私にはどうして良いかわかりません」と涙で母に訴える。まだ11歳の無垢な子供にとって、あまりにも大きな問題で、母は不憫な子とサンを抱きしめることしかできなかった。

 王様はサンの何かを感じ、教育係チェ・ジュゴンにも、内密に真実を明らかにせよと指令を出した。チェ・ジュゴンは、ネシブ(内侍府)の内部調査官であったナム・サチョを王様へ紹介した。サチョ「セソン様を陥れようとする陰謀を暴けということですか」

王様「いや、紛れも無い真実を知りたいのだ。今日より5日の内にもってこい」サチョの指令を受け3人の部下が動きはじめます。その1人は「酒屋に色街、賭博場、裏の情報を町一番知り尽くすお前こそ適任なのだ」とテスの叔父・内官のパク・タルホを登用。パク・タルホは、悪党が集まる街へ情報収集に出かけチョンという男が銃を扱っていると情報を得る。チョンと賭場で潜り込み4日間博打に付き合う。頃合いを見計らったテスの通報で役人の手入れが入り逃げる。チョンはなかなか尻尾を出さない。まもなく約束の期限だと言うのに。

 一方、別の2人からの情報で、サチョはセソンが銃80丁を買い入れた証拠として、元護衛官の家から押収したという二千両の手形の切れ端を王様に。サチョはこんな大事な証拠をわざとらしく残しているとは、不審に思いながらいると、さらに銃、大砲、弾丸が各地で大量に見つかったとの報告が入り、ますますサンは窮地に追い込まれる。

 さらに、取り調べを受けていた、サンの下で働いていた女宮や内侍も、拷問に耐えかねて武器庫は思悼世子(サンの父)の仕業で、サンも知っているはずと自白してしまう。

 王様は集まった証拠をもとにサンの処分を決めようとしていた。

 サチョが、パク・タルホがもってきた画を見た。オ・ジョンナムの屋敷の裏庭で銃を運んでいるところを見たソンヨンが描いた銃の絵だった。それは新型の銃で、武器庫から出た銃と同じものだった。彼らが横流しした銃には軍器寺(クンギシ=政府製造)を証明する刻印があり、サンの御殿の庭で発見された銃にもこれと同じ刻印があった。その銃身に刻まれた製造年月は6月。王世子が亡くなったのは5月。彼の死後に作られた銃である。

「これこそセソンが無実である証拠だ」と王様。

 オ・ジョンナムは捉えられ投獄された。

 銃を横流ししたオ・ジョンナムを尋問すれば、黒幕の正体が分かるはずだった。しかしその夜、オ・ジョンナムは、牢の中で何者かに殺害される。

 サンはサチョからテスとソンヨンについての報告を受けた。宮中の外にいても2人は自分のことを心配し、活躍してくれているのだと知る。サンは嬉しく思い

「この機会にぜひとも2人にあいたい」

 サンの反対勢力老論派(ノロン派)は、パク・タルホとテスとソンヨンに刺客を放つ。

 市場を散策していたパク・タルホとテスは、誰かが跡をつけていると気づき走り出す。刺客も、タルホとテスの後を追って走りはじめた。

 タルホとテスは、ソンヨンも狙われているはずと家へ向かって走る。庭で洗濯物を干していたソンヨンは、寸前のところでタルホとテスに助けられ、3人は山道をひた走り、船に乗ってようやく追っ手から逃避できた。

 サンとサチョはソンヨンの家を訪ねた「おい、タルホいるのか」返事は無い。家の中は荒らされ、3人は危機一髪で難から逃れた後だった。

「どうか無事でいてほしい。友の身になにもおこりませんように」と祈るサン。

 船の中は客が数人だけ。沖へ出ると疲れきったパク・タルホは、手すりに寄りかかりぽつりと呟く「船に乗れたから花津浦まで行こうか」

 テスはまだ何故自分達が狙われたのか分からないまま。

ソンヨンは、テスの落ち込んだ顔を見て自分も不安になる。都を離れてしまうことを、セソン様にお伝えしていないままだった。

 2人は遠のく陸地(都)に向かって力いっぱい別れの挨拶を叫ぶのだった。

「王世孫様。ソンヨンです。約束は必ず守りますから私とテスを忘れないでください!」

船は沖へすすみ夜の闇に包まれた。

 9年の歳月が流れ、イ・サン(朝鮮22代国王・正祖(チョンジョ)は20歳を迎えていた。

サンは寝所で「また あの2人の夢を見た」

ソンヨンとテスが自分を呼ぶ声が聞こえた夢を見て目を覚ます。

その時サンは殺気を感じた。寝所に彼の命を狙う刺客が侵入していた。

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