イ・サン あらすじ03話 「王への第一歩」

 サン「父上は王様を恨んではいません」

王様「私はこの国の国王だ、誰の父親でもない」「王世孫様を大逆罪に処す 縄をかけよ」

と、その時。2頭の早馬が駆け抜けてきて、「セジャ王世子様がお亡くなりになりました」

王様は側近に告げる「王世子の死をもってサンの罪は不問にする。父がこの子を救ったのだ」と。そして再びコシに乗り去って行く。

ぼう然と座り込むサン「この私が父上を殺したのだ」サンを慰めるテスとソンヨン。

 謹慎を命ぜられたサンは、母の実家で過ごしていたが、宮殿に戻れとの使いが来た。

「生きねばならぬ」「生き残るためには自分が王様になることだ」と。父の声を思い出しサンは宮中に帰ろうと決意する。

 母ピングンとセソンは宮中へ向かった。日が暮れかかり、サンはコシの中から外を眺めているとソンヨンとテスがいた。サンはコシから降りて2人のところへ行き「宮中に戻ったらもう二度と会えないだろうからお別れを言う」しかし2人はサンが罰を受けるのではないかと心配でたまらない。ソンヨン「セソン様が宮中から出られないなら私達が宮中へ会いに行きます。ですからきっと無事でいてくださいね」 3人は指切りげんまんして固く約束する。

「親友の約束だ。大地が割れても必ず守る!」テス「死んでも行きます 待ってて下さい」

 サンと母は宮殿に着き、王様の部屋にあいさつに出向く。王様の机に巻物が積み重ねられている。「この巻物は全てサンを廃位させよと言う上奏文(嘆願書)だ」「この上奏に何と答えればよいと思うか」王様はサンに聞く。

サン「上奏をお認めにならないで下さい。私が世孫(王の世継ぎ)に相応しいことを証明します。王様に孝を尽くし、友との約束を守りたいので」

自信に満ちた答えに「生意気なことをいうな」王様は、半分は呆れ半分は感心します。

「何と小賢しい なんともこざかしい」

 会議場でサンの処分が発表された。王様「よって、罪は重大であるが王世孫(セソン)はまだ未熟者である。処罰の代わりに教育を施し改心させる」さらに、故・世子(父上)の住居であった東宮殿にサンを移し、サンの教育係と護衛官の昇進も発表した。

 これでは罰ではなく、サンを世子の代わりに王の後継者であることを認めた処分だった。

 予想が外れた家臣達(ノロン派)は一斉に反発し「お考え直しください」と座り込み。

 それからサンは、朝は早く起き、学問に武芸に打ち込む日々を過す。

 ある日、王様はサンの部屋に立ち寄ると、月明かりの中の座敷で、サンは2人の教育係を前に「論語」を暗唱していた。

 王様は突然サンに問う「政治とは何か」サンは迷わずに答えた「根本を正し木を育てることです。根を正すとは国家を治める王が聖君であること。聖君とは民の願いを知ろうとする王で、父上のおっしゃる通り…」と言いかけて、父上の話がでてしまったと口をつぐむ。しかし王様は続けて問う「民の願いとは何か」…ここでサンは返答に窮する。

すると王様は急に怒り「3日の内に答えを再び問う」と言って席を退たれた。

 サンはその日から、寝ずに猛勉強をした。あらゆる書物を読むが答えは無い。そうだ民の声を聞こうと上奏文を全て持ってこさせ目を通す。しかし答えは見つかりません。ついには民の食べるものと同じものを作らせ食べてみるが、食べ慣れぬ食事に苦しむ。

民と同じ物を食べ民の声を聞いてもわからぬ。

3日目、王様の宿題に答えられなかったサン。

王様「ところで、これは王室の財産目録台帳じゃ。そちは、今年の予算三千両を全部使ってしまったとの報告だ」「なにに使ったのだ」「この愚か者、その衣装を脱いで出て行くのだ」王様は王世孫(世継ぎ)の身分を没収してしまった。

 東宮殿(サンの管轄)の予算三千両がどこへ支払われたか調査がすすめられ、調査の結果は「清に身売りされようとしていた貧しい子供達を救出するために三千両の金が使われていた」

 王様は「子供達と売った商人達をすべて捕らえよ」

家臣達には何故このような大切な事が上奏されていないのか問いただしたが、皆口をつぐむばかりだった。

 サンの身分を再び王世孫に戻すように指示した王様は、サンの教育係チェ・ジェゴン(亡き王世子(サンの父)の忠臣だった男)を呼び、「聖君のすべきこととは何か」と問う。

チェ・ジュゴン「民を慈しむ心で慈愛の政治をすることです」と答えた。

王様「王世孫様はその答えを見つけ実践したのだ」

王様はサンをよく教育してくれたと、チェ・ジュゴンを労うのだった。

 

 一方、早く宮殿に戻りたいテスは叔父に去勢をしてくれと短刀を持って頼み込む。ソンヨンは以前保証人になってくれた商人の家で、もう一度宮中へ戻して欲しいと門前に座り込む。ついには倒れ気を失ってしまう。そしてその家の庭で密造銃を運び込むところを目撃してしまう。

 宮殿では地方から優秀な子供を呼び、王世孫様との討論の場を設けられた。その秀才の中の一人にソン・フギョムがいた。(後にノロン派の中枢になりセソンの敵になる男)

 「王様大変です」「銃・刀と武器庫が元の王世孫殿で見つかった」と知らせが入る。

 王様「そちの元の屋敷に武器庫がなぜあるのだ」

サンに新しい災難が降り掛かるのだった。

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