イ・サン あらすじ02話 「父の絵を見せたくて」

 先輩女官からソンヨンを解放し「大事ないか 無事であったか すまなかった」とサンは慰めた。

きのうは時敏堂に忍び込むために内官に変装していたムドクは王世孫サンであること明かす。「王世孫様とも知らず、ご無礼をお許し下さい」と平伏するソンヨン。

 サンは父が昨日話していた絵を探した。飾り箱の中の衣装の底に巻物が入った小箱を見つける。父さんが王様に見せよと言っていた絵に違いない。

 サンはソンヨンに雲従街への地図を描いてくれぬかと頼む。ソンヨン「雲従街は危険なところです。配下の者に行ってもらえばいいじゃないですか」

サン「私はひとりぼっちだ。地図があるから私一人で行く」

ソンヨン「私なら目をつぶっても行ける。夕べ約束したでしょ。友達として一緒に行きます」と2人で向かうことにした。

 母 恵嬪は、実家に行く準備をして、コシにサンをのせて出発する。数十人の兵士や旗手もお供をしている。サン「しばしコシを停めよ」「オカワ(便器)をもて」と、コシの中で便をする真似をして近くに家臣がいては落ち着いて用を足せないと、家臣を遠ざける。その隙に脱出するサン。外で待っていたソンヨンと雲従街に向かう。

 サンは、宮中の制服では目立つから民の着物に着替えたかった。子供たちが水浴びをしている池で着物を盗み逃げる。着替えるために2人はあばら屋へ隠れる。

 逃げるときに転んだソンヨンの腕から血が流れているのを見たサンは、白布で止血をし、さらに身につけていた金刺繍を施した豪華な茶色の帯をソンヨンの腕に巻いて手当てをした。「街でセソンと呼ばれるのはまずい。これからは私を名前で呼んでくれ。さあ呼んでみよ」「サ、サ…サン」

 雲従街方面に向かう樽馬車の荷台に忍び込む2人。しかしこの樽馬車はヤミ酒の運搬車だった。街の入口で特別検問にあう。ヤミ酒の荷を調べられそうになった男は検問官を刺し殺し引き返した。馬車は密造工場に停められた。2人は逃げようとするがサンは一味に見つかって納屋に閉じ込められる。

 偶然にも同じ小屋の中にはテスが監禁されていた。ソンヨンは役所へ密造酒工場のことを伝え、また小屋に戻ってきた。「2人とも殺せ」と一味が納屋に入ってきた時、役人が踏み込んでくる。その隙に3人で脱出に成功する。

 小高い丘まで逃げたテスは初めてムドキがセソン(サン)である事を知る。テスは恐れ入るがここで3人は友情を確かめ合う。それからテスが近道を教え、かけっこして雲従街に向かう。

 派手な装飾を施した雲従街の特設会場には、王様の両側に臣下たちが控える。王様は町の商人たちから陳情を聞きテキパキとと指導を行っている。火災で困っている商人たちの救済金は王様が拠出した半分しか配給されていなかった。王様は怒り「後のお金は役人の懐に入れたのか!」小役人は「日照り対策に予算を使い果たしました」と苦しい言い訳ををする。王はそれ以上役人に追求せず、別の財源から予算を回すよう指示した。

 暑い一日だった。王様はこの暑さの中で今も米びつに閉じ込められている息子王世子の事が一瞬頭をよぎる。

 サンたちが雲従街に到着したのは行事が終わって会場が片付けられているところ。王様の一行は墓参りのために御陵へ出発した後だった。3人は走って追いかける。目立つようにドラを叩きながら全力で走った。「あれは直訴を願うドラではないか」王様は孫のサンと分かりコシを停めた。「なぜそなたがここにいるのだ?そのみすぼらしい格好は何だ!」

サンは王様の前に正座して「コシを停めたことはお許しください」「王様、父上の絵をお持ちしました。ご覧いただければ誤解が解けると申していました」

王様「そなたの父が申しただと?! いつ父と話をした?」

サン「夕べ時敏堂へ行って聞きました」サンは昨夜時敏堂に行き父と話したことを正直に白状した。

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