イ・サン あらすじ01話「三人の約束」

 これは、朝鮮王朝五百年の中でも人気の高い第22代国王イ・サン(正祖大王)の生涯を描いた物であり、イ・サンが11歳の時に知り合った2人の友人とが、様々な難問に立ち向かい、身分を超えて育まれる友情と愛の物語である。

 宮殿の中庭広場で華やかに祭が行われている。壇上の貴賓席に第21代国王(英祖ヨンジョ)その右に王妃が満足げな顔で舞を見ている。その情景を余すところなく描こうと筆を振るう絵師(画員)たち。

 踊り子達の舞に続き、男性の剣舞、次に火縄銃隊が一列縦隊に並び、空へ向かっていっせいに祝砲を放つ。変わって次の一列が立ち祝砲を放つはずだったが、突然くるりと向きを変え、王様へ向かって実弾を発射した。王を護衛する側近は被弾し次々倒れて行く。王様はかろうじて会場から外へ逃げる。王様を狙った銃隊に向かって守備隊も応戦し祭の広場は修羅場と化して。外へ逃げ出た王様一行を追いかけてくる別の一隊に挟み撃ちにされる。そしてその先頭にいたのは「息子よ!ソチが何故に!?」…息子の世子サドセジャだった。

 王様は突然目が覚めた。「これは夢か」放心状態で考え込む王。

 ソ・ソンヨンは身元引受人を通じて女官見習いとして宮中にいた。パク・テスは内官見習いで宮殿に上がっていたが、去勢していないことがバレて叔父のパク・タルホに咎められていた。

 夜も更けた宮中の庭。内官服に変装したサンは父に会うために時敏堂へ向かおうとしていた。女官見習いのソンヨンは厨房を探していた。テスは去勢されるのがいやで宮中から逃亡を計ろうとしていた。3人は鉢合わせをする。テス「名前くらい名乗りな」少年はとっさにムドクと名乗る。サンは2人に時敏堂へ一緒に言ってくれないかと頼む。テスはそんな危険なところへはいやだと断る。一方快く応じたソンヨン。では先に厨房に行こうと3人は厨房へ。厨房でつまみ食いした後、モチを持って時敏堂へ向かう。テスはやはり危険だからいやだと断る、サン(ムドク)とソンヨン2人で行く。しかし心配していた見張りは見当たらない。ムドクはソンヨンを門のところに待たせ、一人で広場の中央へ進む。石床の真ん中にポツンと置かれた木の米びつの前で正座をして頭を下げ拝礼をしたあと「父上、お体の具合はいかがですか、残念です、あまりにひどすぎます…」嗚咽しながら話しかけるサン。

箱の中から消え入りそうな声で「息子のサンか? お前は無事なのか」世子サドは息子の名前を呼びます。

サド「無事なら良かった。息子よ誰も恨んではならぬ」「必ず聖君になるのだ、憎しみと怒りでみを滅ぼしてはならぬ。さあ行け」さらに「飾り箱の中にある私の絵をお爺さまに見せなさい。そうすれば王様は私に会ってくれるはずだ」サンが持参した父の好物のモチをやせ細った父の手に握らそうとした時、ソンヨンが「誰かこっちに来る」と。

 王様がコシに乗って時敏堂へ入る。コシから降りた王様は、米びつの外に落ちているモチをみつけて「これは何だ」とモチを取り上げた。

 次の日の会議でモチを臣下の目の前へ投げ捨て「昨日時敏堂へ行ったのは誰だ 私の命にそむき愚かな事をした物は反逆罪に問う」と八つ当たりする王様。

王様は息子をこれほどの極刑にしておきながら、ふだん通り政治の実務をこなして行く。

息子(世子サド)を米びつに閉じ込めて、もう1週間も経過していた。

 宮中では、昨夜時敏堂に行った者は靴が汚れているはずと靴の検査が実施された。そしてテスが逮捕され、一緒に行った女官見習いを吐けと問われるがソンヨンの名は明かさなかった。サンが実家へ帰るコシの前でテスが連行されるのを目撃し心配する。

 一方、昨日遅く帰ってきたから怪しいと疑われ、女官の先輩に縄でしばられ連れて行かれそうなソンヨンを、通りかかったセソンが「その者を放すのだ」と助ける。

 ソンヨンはサンを見て「ムドキ?」「ムドキじゃない!」

 

 

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