イ・サン あらすじ11話 「罪なき忠義」

その答案用紙の内容は

「王様は老論派と組んで、罪なき思悼世子(サンの父)を殺した張本人である」そして「我らの真の君主は亡き思悼世子の息子である王世孫様(サン)以外にない」

(老論派が手配した者が王とサンの仲を裂こう書いたものだが、二人は術中に嵌って行く)

王様は試験の中止を命じた。

 サン「あの答案は私の意志だとお考えですか、あれは私を陥れようとしか…どうか私の誠意をお汲み取りください」「私が逆心を抱くなど滅相もないことでございます」

「では、そちの父のことはどうじゃ。世が無実のそちの父を死に追いやった。そう思ってはおらぬか」サンは沈黙した。王様は静かにコシに乗って帰還した。

 兵曹判書ハン・ジュノの紙を見たパク・テスだったが、試験問題と無関係で落第する。

 ホン・グギョンはホン・イナンの屋敷を訪ね、司諫院(サガノン)の正言(チョンオン)に自分を推挙して欲しいと申し出る。これは王様の政事にもの申す高級官史で要職中の要職である。風呂敷包みを開け賄賂を期待し中を見ると小銭しか入っていないのが分かり、イナンは「ずうずうしいのもいいかげんにしろ」と怒り断る。それから入れ替わりフギョムが入ってきて「あれは何者ですか」あの落ち着きぶりはただ者ではない。仲間に入れたい者だとイナンに告げる。

 帰途につくグギョンの前にテスが表れる。塾長が教えてくれた通り兵曹判書ハン・ジュノの書類をみたが「會髙千司」と書いてあるだけで試験に落第してしまったことをお前のせいだと詰め寄る。これを聞いたホン・グギョンは「これは荒らしの前触れに過ぎん」と意味深なことを言った。

 その夜、覆面の男達が宮中に侵入して御殿の数カ所に火薬を仕掛け爆発させ、素早く石垣を飛び越えて逃亡。残りは王様のいる王宮殿に向かったが、途中で6名の刺客が殺されたところで全員逃亡する。刺客の懐から出たという紙を親衛隊長が王様のところへ持ってきた。

 王様は「會髙千司」と書いた白布を見て亡き思悼世子の故郷の墓地の地名と知った。老論(ノロン)派の重臣たちは思悼世子の故郷の元の臣下を捕らえるよう「會髙千司」を見せたのだった。王様もこれに乗って思悼世子の墓へ兵を派遣する。そして墓参りに来ていた元の護衛部隊長ソ・インスを始めその部下だった者がすべて捕らえられた。さらに隊長の家からセソンを王にしようとする署名入りの連判状まで見つかったと言う。

もちろん全て偽造だが、これが証拠だと王様に見せる。そしてこれら一連の事件はセソンが企てたものとし、彼の失脚を狙う悪巧みだった。

 しかし、ここで王様は「あの者達の取り調べをそちに任せる。自ら取り調べ真相を明らかにせよ」と。サンが元の臣下を罪人として認め自らは知らなかったと潔白を証明するか、自ら関わって元の臣下に命じたのか。二つに一つの難題が待っていた。

 次の朝、グギョンは元の隊長ソ・インスの逮捕を聞いて、テスから聞いたばかりの「会高千司」を思い出した。これは武科試験の問題などでなく、サンを陥れるために仕組まれたキーワードであり、謀反人に繋げる罠だと読んだ。

 取り調べを任されたセソンはその夜、牢に行き元護衛隊長ソ・インスと面会する

「セソン様 私を覚えておられますか」「もちろんだ 忘れるものか、幼い頃そなたの肩に乗り庭を散策した」「立派におなりになられました。亡くなられたセジャ様そっくりです」と臣下の礼を尽くす言葉をきくサン。「お父上様は死してセソン様をお助けしました。今度は、私共が臣下としてお役に立てる番です。どうぞ私達を罰して下さい。セソン様をお助けしたいのです」と懇願する。

 取調べが始まり拷問をはじめようとする時

「やめよ、拷問はせん。取り調べは取りやめとする」「この者たちは罪人ではない 全くの無実だ」とサンは止めた。

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